父の肺癌闘病記2


H28-03-18(金)
 父と母と私の3人でCTと呼吸器科に行く。
 採血をし、胸部のCT撮影をした。
 ProGRPの値が2540.0Hと前回の3351.0Hより下がっていると、NSEも、8.0に下がっているので、TS-1を続けるとのこと。
 採血での他の数値は、ほとんど問題ないとのこと。
 胸部のCT画像では、左にあった、癌細胞は、小さくなったとのこと。
 ただ、元あった癌細胞が下の方に落ちて、水になっているとのこと。
 これは、問題だが、小さすぎてか?場所が悪いのか?不明だが、取るには針が心臓もしくは肺にあたるので取り除くことは出来ないこと。
 これぐらいの水の量だったら、悪い影響を与えないので、様子を見るとのこと。
 また、肺の右側に影のようなものが少し見えるので、注意して診ていくとのこと。
 今回も痛み止めを28日分処方してもらった。
 4月1日(金)PET検診の予約を入れた。
 診断結果は、4月14日(木)(15:30)診察日に判るとのこと。
 化学療法室で、ランマーク注射を打ってもらって、本日の診療は終了した。

H28-04-01(金)
 父と母と私の3人でPET検診に行く。医師の診断はなし。

H28-04-14(木)
 父と母と私の3人で呼吸器科に行く。
 今回は採血と胸部のレントゲン写真撮影なかった。
 PET検診の結果は、おおまかに言うと、以前有った所は、縮小したが、新たな転移が数か所見られるとのこと。
 診断結果をそのまま書きます。
 左肺癌原発巣、右臼蓋付近や右大腿骨の骨転移へのFDG集積は減弱。
 リンパ節転移の増悪や新規骨移転の出現あり。
 膵頭部付近に転移の疑い。
 とのこことで、TS-1は、効かなくなっているので、点滴の抗癌剤アリムタの治療を行うとのこと。
 4月21日(木)抗癌剤治療を行い、その日は1日様子を見るために入院するとのこと。
 また、転移していると思われる箇所は、痛くなったら、放射線治療をするとのこと。
 抗癌剤治療は4週間に1回で、最初の入院以降は、通院治療で、約30分かかるとのこと。
 この抗癌剤は、ビタミンの補給が欠かせないので、毎朝薬を飲むのと、9週間に一回注射を打つとのことで、本日注射をしてもらった。
 今回も痛み止めを28日分処方してもらった。
 入院の手続きする所で、問診票に記入して、入院の際の説明を聞いた。
 化学療法室で、ランマーク注射を打ってもらってから、抗癌剤アリムタ説明を聞いて、本日の診療は終了した。
 尚、この抗癌剤アリムタの副作用少ないらしい。

H28-04-18(月)
 父と母と私の3人で整形外科に行く。
 先に前回と同じく、大腿骨部レントゲン写真を角度を変えて何枚か撮ったとのこと。
 先生の話では、レントゲン写真では、別に異常は見られないのこと。
 PET検診の画像から、大腿骨部は、縮小したが、尾てい骨と背骨に転移がみられるが、呼吸器科先生同様、放射線治療せず、様子を見るとのこと。
 尚、強くドスンと座らないよう注意してくれとのこと。
 次回は、8月1日(月)予約を入れた。
 ただ、次回と比較するため、尾てい骨部のレントゲン撮影をするとのことで、レントゲン写真を2枚ほど撮り、本日の診察は終了した。

H28-04-21(木)
 父と母と私の3人で抗癌剤の点滴と呼吸器科に行く。
 始めに採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 先生は尾てい骨と思われる処を触って痛くないですか?ここがPET画像で強く現れるところで、痛かったら放射線治療をすると言っていたが父が痛くないと答えたのでそのまま様子みるとのこと。
 いつも、プリントアウトしてもらってる用紙がなかったのでハッキリした数値は分からないが、ProGRPの値が3500台で前回より高くなっているとのこと。
 レントゲン写真は前回と比べ変化がないとのこと。
 肺に溜まった水を気にしていたがレントゲン写真では、変化がみられないとのこと。
 抗癌剤アリムタは、全身の癌に効くとのことで、肺の水も無くなるかもしれないとのこと。
 その後入院手続きをし、化学療法室で、抗癌剤アリムタ点滴をして、3階の病室に案内された。
 昼食をコンビニで弁当を買い、病室で3人で食った。(病院食は、昼食はなし)
 一時過ぎに、母と私で、買い物に出かけ、病室で、夕食を一緒に食べようと、弁当を買って戻った。
 夕食までおろうと思っていたが、四時半頃父が帰れと言うので、帰ってきた。

H28-04-22(金)
 母と私の2人で病院に行った。
 昨日の夕方と今日の朝、先生の検診があり、何も異常がなかったので、手続きを済まし退院した。
 次回は5月6日(金)で、2週間分の薬をもらった。

H28-05-06(金)
 父と母と私の3人で呼吸器科に行く。
 先に、採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 退院後、様子はどうですか?と聞かれたので、問題はないと答えた。
 血液検査は、何かの数値が10を切っているので、元にもどるのを待つ為、3週間でなく、4週間置いて、抗癌剤アリムタの点滴を行うが、入院でなく、通院で、良いか?と聞かれたので、はいと答えた。
 ProGRPの値は、前回3541.0Hで、今回2938.0Hに下がっているとのこと。
 レントゲン写真は、以前と変わっていないとのこと。
 次回は、5月19日(木)の11:00予約を入れた。
 尚、抗癌剤の点滴は、12:00の予約になっているが、先生の診察が遅れ、昼食を挟むんだろなーと、思っている。

H28-05-19(木)
 父と母と私の3人で呼吸器科と抗癌剤の点滴に行く。
 先に採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 入院患者急変の為、診察が遅れているとのことで、3時間待たされた。
 ProGRPの値は、前回2938.0Hで、今回は3698.0Hに上がっているので、良い症状ではないとのこと。
 尚、前々回の抗癌剤、点滴前に測定した、3541.0H比べどうなのかなと?変わらないと判断するか、上がっていると判断するかは、次回の様子を見てからにしたいと思う。
 ただ、前回10を切っていると言った、値が10を超えているのと、その他数値が許容範囲内為、抗癌剤アリムタの点滴を行うとのこと。
 レントゲン写真については、今回は説明がなかった。
 次回は、4週間後の6月16日(木)11:00診察、12:00抗癌剤の予約を入れた。
 昼食をコンビニで済ませて、化学療法室で、抗癌剤アリムタの点滴とランマーク注射をしてもらい、本日の診療は、終了した。

H28-06-16(木)
 父と母と私の3人で呼吸器科と抗癌剤の点滴に行く。
 先に採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 ProGRPの値は、前回3698.0Hで、今回は4358.0Hに上がっているので、次回4000を超えるようだと、毛の抜ける抗癌剤に変えるとのこと。
 ProGRP以外の血液数値は、問題ないとのこと。
 父が背中に痛みを訴えるので、放射線治療をするかどうかの判断に骨盤部と胸椎ルーチンのMRI検査を行うとのことで、6月30日(木)骨盤部、7月7日(木)胸椎ルーチンのMRI検査予約を入れた。
 便秘ぎみの為、下剤を処方してもらった。
 レントゲン写真については、変化は見られないとのこと。
 次回診察は、4週間後の7月14日(木)11:30診察、13:00抗癌剤の予約を入れた。(ProGRPの値によって、髪の毛の抜ける抗癌剤になる)
 昼食をコンビニで済ませて、化学療法室で、抗癌剤アリムタの点滴とランマーク注射をしてもらい、本日の診療は、終了した。

H28-06-30(木)
 父と母と私の3人で骨盤部のMRI検査に行く。
 痛み止めを1日一回処方されているが、二回以上飲むので、一日二回、14日分を処方してもらった。
 医師の診断はなし。

H28-07-07(木)
 父と母と私の3人で胸椎ルーチンのMRI検査に行く。
 医師の診断はなし。

H28-07-14(木)
 父と母と私の3人で呼吸器科に行く。
 先に採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 ProGRPの値は、前回4358.0Hで、今回は5231.0Hに上がっているが、骨盤部と胸椎ルーチンのMRI検査で、多発骨転移が判ったので、放射線治療を先にすることになった。
 放射線治療と抗癌剤治療を同時に行うと、血小板等の数値等が、同時に悪くなるので、放射線治療を優先するとのこと。
 背中の痛みが取れたら、食欲も沸き、抗癌剤治療を再開できるだろうとのこと。
 痛み止めは、新たに、モルヒネが、入った12時間ごとに飲む薬を2週間分もらった。
 それとは、別に、14回分顆粒状の痛み止めを出してもらった。
 レントゲン写真については、変化は見られないとのこと。
 ランマーク注射は、痛いだけで、あまり効果がないということで打ってもらわなかった。
 明日、9時に、放射線科で、説明を聞き、通院か、入院治療か決めるとのこと。
 この通院か入院は、明日の14時の呼吸器科受診した時に話があるかもしれない。

H28-07-15(金)
 父と母と私の3人で9時に放射線科へ行き説明を受ける。
 転移している所をMRIとPET診断を元に聞いたが、全部の箇所に放射線を当てるのではなく、先生の判断でこれはやっておいた方が良いと思われる所を、胸椎ルーチンに3箇所と骨盤部に1箇所放射線を当てるとのこと。
 放射線を当てる目的は、転移で骨がもろくなっているのを、放射線を当てることにより、骨折等を未然に防ぐのと、痛みを和らげるとのこと。
 前回同様、放射線治療中に起る副作用としては、放射線皮膚炎(皮膚が少し黒ずむ)と放射線が腸や食道に当った場合、食欲不振なると肺炎等に注意が必要と言われた。
 治療は、通院治療で、7月20日(水)13:30で、3週間行うとのこと。
 21日以降は、午前中の治療で、10:30枠の予約を入れた。
 説明後、父の体にマーキングを入れ午前の診療を終えた。
 時間があるので、ラーメンを食おうと、松阪の幸楽苑に行った。
 父は家では、ご飯一杯食べるかどうかだが、餃子一切れとラーメンを一杯食べた。
 家で、1時間ぐらい休憩してから、呼吸器科に行く。
 呼吸器科の先生が放射線治療の回数は、15回とのこと。
 聴診器当てるにあたり、父がコルセットを外すの見ていた先生が、新しいコルセットを作ろうか?となった。
 8月1日(月)整形外科の受診があると伝えると、紹介文を書くということになった。
 昨日処方してもらったモルヒネは5とういう単位で、10、20、30ときついのがあるとのこと。
 次回7月28日(木)11:30の予約を入れ本日の診療は、終了した。
 
H28-07-20(水)
 父と母と私の3人で一回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。
 先生とレントゲン技師から、説明があった。
 特に変わったことは、言われなかったが、前回同様、放射線当てた所は、骨がもろくなるので、半年間は、転倒等に注意せよとのこと。

H28-07-21(木)
 父と母と私の3人で二回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-07-22(金)
 父と私の2人で三回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-07-25(月)
 父と私の2人で四回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-07-26(火)
 父と私の2人で五回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-07-27(水)
 父と私の2人で六回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-07-28(木)
 父と私の2人で七回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療と呼吸器科に行く。
 先に採血と胸部のレントゲン写真撮影をした。
 ProGRPの値は、前回5231.0Hで、今回は6800台に上がっているが、抗癌治療は、行わないとのこと。
 先生曰く、痩せて体力ないと、高齢の為、抗癌剤は、行わない場合もあるとのこと。
 レントゲン写真については、変化は見られないとのこと。
 父が腰の痛みを訴えるので、その箇所のMRIを8月12日(金)に取るとのこと。
 その結果により、放射線治療を行うとのこと。
 次回の診察は、8月12日(金)となった。

H28-07-29(金)
 父と私の2人で八回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-01(月)
 父と私の2人で九回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療と整形外科に行く。
 整形外科の先生のコメントを追加。8/6(土)
 呼吸器科から紹介の有ったコルセットについては、あばら骨がカバーしてくれるので、コルセットは、作らなくて良いとのこと。
 骨盤部のレントゲン写真は、特に異常は見られないとのこと。
 長時間のかがみ仕事しないでくださいとのこと。
 次回、胸椎ルーチンのレントゲン写真を取るとのこと。
 9月5日(月)の予約を入れた。

H28-08-02(火)
 父と私の2人で十回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-03(水)
 父と私の2人で十一回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-04(木)
 父と私の2人で十二回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-05(金)
 父と私の2人で十三回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行くが、機械故障の為中止となった。

H28-08-08(月)
 父と母と私の3人で十三回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-09(火)
 父と私の2人で十四回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-10(水)
 父と私の2人で十五回目の胸椎ルーチンと骨盤部の放射線治療に行く。

H28-08-12(金)
 父と私の2人で腰椎ルーチンのMRI検査と呼吸器科に行く。
 採血とレントゲン撮影は、なかった。
 呼吸器科の先生のコメントを(8/13)追加。
 MRIの結果は、父が腰の痛みを訴えるところは、転移はなく老化のせいだと言われた。
 放射線を当ててもらった骨盤部は、がん細胞は縮小したが、まだ残っているとのこと。
 これ以上放射線を当てると、神経細胞をやられ、下半身麻痺になるとのことで、痛み止めで対応するとのこと。
 抗癌治療は、毛が抜ける強い薬を使っても、治る確率は数パーセントで多分効かないとのことで、抗癌剤はしないとのこと。
 残された治療は、免疫機能治療法で、これも、十人に二人しか効果がなく、副作用も多いので、先生の説明を聞いてから、資料を渡された。
 次回8月26日(金)までに、読んで考えて欲しいとのこと。
 父の食事の量が減ったので、市販されている栄養剤を検討したらどうかというアドバイスを頂いて、診療は終了した。

H28-08-26(金)
 父と私の2人で呼吸器科に行く。
 いつもの採血とレントゲン撮影以外に、尿検査、心電図、エコー検査を行った。
 結果は、今日中に全ては分からないが、心臓の4つの弁の一つが、4段階の1で、悪いが、そのまんま放置するとのこと。
 心臓周りに少し水が溜まっているが、抜けないとのこと。
 免疫治療を行うと思っていたので、詳しく調べたとのことだが、そんなに悪いことは、言われなかった。
 気になっていた、栄養状態も、まあまあとのこと。
 尿検査も異常がなく綺麗のこと。
 ただ、ProGRPは、前回6800台が、今回7900台に上がっているが、抗癌剤も、免疫治療も行わないことを、確認し、このまま様子を見るということで、2週間後、9月9日(金)の予約を入れた。
   会計終了後、次回の予約日が乗っていなかったので、診察窓口で、予約をいれてもらった。
 9月5日(月)に、整形外科の予約があるので、5日に、9日の予約が入っているか確かめる必要がある。
 
H28-09-05(月)
 父と母と私の3人で整形外科に行く。
 先に、胸椎ルーチン部のレントゲン写真を撮った。
 レントゲン写真は、特に異常は見られないが、骨が脆くなっているので、転倒に注意とのこと。
 先生が背中を触診したが、自分からここが痛いと、言うだけで、その他の場所は、強く触られても、痛がる様子はなかった。
 次回は、11月28日(月)の予約を入れた。
 尚、9日の呼吸器科の予約は入れてあったが、一般撮影(レントゲン)は、入ってなかった。
 帰路中に気づいた為、診察窓口で、確認できなかったが、当日採血がなかったら、聞いてみようと思う。

H28-09-09(金)
 父と母と私の3人で呼吸器科に行く。
 確認したが、採血とレントゲン撮影はなかった。
 前回判明しなかった、検査結果を聞いたが、特に問題になるようなものは、なかった。
 右顎下の膨らみと、横になって寝るために出来たと思われる、床ずれのような傷を見てもらった。
 右顎下のの膨らみは、そのままにするみたいだが、右側太ももより少し上の傷は、軟膏も出してもらったが、15日(木)予約無しで、皮膚科の診断を受けることになった。
 予約で行くと、20日(火)なるので、予約なしに、当日診察してもらえとのこと。
 薬は、2週間分出すが、15日は、呼吸器科の先生の診察日であるので、呼吸器科の予約を入れてもらって、本日の診療は終了した。

H28-09-15(木)
 父と母と私の3人で皮膚科と呼吸器科に行く。
 先に採血とレントゲン撮影を行った。
 皮膚科の先生は、骨移転による皮膚浸潤、潰瘍化の可能性がありますとのこと。
 傷口に軟膏を塗ってもらった。
 その軟膏を処方してもらい、次回10月13日(木)の予約を入れた。
 呼吸器科の先生は、骨転移の可能性のある場所は、放射線治療を、一度行った所なので、出来ないとのこと。
 採血の結果、栄養状態やその他の数値は、まあまあのこと。
 ただ、ProGRPが、前回7900台から、9186.0Hに上がっているとのこと。
 レントゲン写真は、変わらないとのこと。
 3週間後の10月6日(木)予約を入れてもらった。
 すぐに、入院するという訳でないが、緩和ケアの手続きを進めるとのことで、患者支援センターで、説明を聞き、10月6日に緩和ケアの先生の話を10月6日(木)に聞くとのことで、話を進めた。
 10月6日に入院するという訳でなく、父の体調が悪くなり、家でケア出来ない時すぐに、入院出来るようにする処置で、一般病棟からスムーズに移行出来るようにする為。
 この手続を行っても、初めは一般病棟入れられるとのことが手続きを行っておくと、一般病棟にいる期間が短いとのこと。
 5階の緩和ケア病棟を見学し、本日の診療をを終えた。

H28-10-06(木)
 父と母と私の3人で呼吸器科と緩和ケア科に行く。
 採血を行ってレントゲン撮影に行く途中で、えらいので車椅子を用意して欲しいとの事で、車椅子を取りに行った。
 呼吸器科の先生の診断の時、食欲が落ちた事と、時々腹が痛いと伝えると、先生が痛いというとこを触診したが特にがらなかったので、処置はなかった。
 血圧が低いので、地元の医者で処方してもらっている、高血圧の抑制剤は、飲まないようにのこと。
 床ずれみたいなものが右肩に出来たので、見てもらったが、前回皮膚科でもらった薬を塗るようにの事と、皮膚科の先生に診断の指示を書いてくとのこと。
 ProGRPが、前回9186.0Hから、16245.0Hに上がっているが対処法は、無いみたい。
 その他の採血の値は、栄養状態が下がっているが、特に問題は無いとのこと。
 レントゲン写真は、変わらないとのこと。
 2週間後、10月20日(木)の予約を入れて、呼吸器科の診察は終了した。
 緩和ケア科では、今の状態と、緊急時の連絡先等を聞かれた。
 主に、入院すると時の手続きだが、腹が時々痛くて、食事をしないと言ったら、頓服の痛み止めを飲めとのこと。
 以前、呼吸器科で処方してもらった痛み止めは有るが、少ないので20回分処方してもらった。
 次回からは、呼吸器科で処方してもらえとのこと。
 入院する基準は、本人から、入院させて欲しい時や、食事を取らなくなった時や、痛みが続く時や、家族が介護出来ない時などを言われた。
 ただ、本人が入院したがらない旨を伝えると、介護手続きを役場で取り、簡易ベットを借りる事や、往診の先生の手配なども言われたが、介護手続きだけを役場で取るということだけで、具体的なことは、決めなかった。
 以上で入院手続き書を1枚書けば入院できるとのことで、次回の予約はなかった。
 休日や夜間、救急車で運ばれた時、日赤が担当病院でなく、伊勢病院の可能性もあるが、日赤に手続きがしてあるといえば、後日移送してくれるとのこと。

H28-10-13(木)
 父の体調が悪いので母と私の2人で皮膚科に行く。
 本日緩和ケア科に入院した。
 10/15詳細の追記
 皮膚科で、塗り薬を処方してもらってから、呼吸器科の受付で、予約外だが、痛み止めをもらえるか聞いた。
 緩和ケア科で相談してくれとのことで、緩和ケア科にいったが本人がいないと処方できないとのこと。
 起き上がると腹痛を訴えるので、連れてくるのは、無理とのことで、福祉タクシーを手配してもらって、すぐに家に帰り、父を福祉タクシーに乗せ病院に戻ってきた来た。
 この時福祉タクシーの方が先に家につくとの連絡があり、昼休み中の弟を介護タクシーがつく前に家に行ってもらった。
 弟は、一旦会社に帰り、そのあと病院に、来てくれた。
 入院の手続きを終えてから、緩和ケアの先生の話を母と弟と私の3人で聞いた。
 腹痛の原因は、これから調べてみないとわからないが、膵臓に転移しているか、胆石が原因かもしれないとのとこだが、横になっていると痛くないみたいなのですぐにどうこうなることはないとのこと。
 痛みが取れいったん退院となった場合、自宅で見るのは難しいので、施設等に入る手続きをする必要があるので、介護の手続きを役場で行って欲しいとのこと。(面談が後であるが手続きに行った)
 尚、退院となった場合も、次入る施設が決まるまでは、病院に入れられるとのこと。
 3人とも昼食事をしてなかったのと家に入院の荷物を取りに行くのに一旦病院を後にした。
 入院の荷物と買ったおむつと尿取りパット持って病院に戻った。
 採血をした痕と点滴がしてあった。
 この点滴は、栄養剤が入っているので食事をしなくても問題ないが、夕食は出るとのこと。(どれぐらい食べたが分からないが食べたとのこと)
 夕食は看護婦さんが食わしてくれるとのことなので、病院を後にし家に帰った。
 
H28-10-18(火)
 覚書
 2日前から鼻から酸素を入れてもらっている。
 昨日より、薬を飲むことが出来ないので、痛み止めを点滴で入れてもらう。
 昨日の23時頃様態が急変したので来てくれとの電話があり、駆けつける。
 6時頃様態が持ち直したので家に帰る。
 この日は目を開けて一日中寝ていた。

H28-10-19(水)
 朝から 調子が良くバニラアイスを1/3程食う。
 昼から痰を詰まらせ一時危ない状態になる。

H28-10-20(木)
 酸素マスクをする。
 ほんの少しのゼリー状のお茶しか喉を通らない。
 父の言葉が聞きにくくなる。

H28-10-21(金)
 昨日より重い酸素マスクになる。
 吸入装置の酸素濃度が上がった。

H28-10-22(土)
 朝、呼吸器科の先生が来てくれて指で測る酸素濃度が95有るので大丈夫ですと言ってくれた。
 昼前に看護師さんが血圧を測ったら低いのと応答良くないので、合わせる人がいたら、合わせてくれと言われた。
 20時頃状態を示す数値が下がってきたので、来てくれとのことで、母と弟夫婦と従兄弟が駆けつけた。
 危篤状態でないので、24時頃帰宅する。
 私は、駆けつけなかったので、内容は、母から聞いたので不正確です。
 
  H28-10-23(日)
 朝、看護師さんが来てくれて酸素濃度が94で脈も安定してしているとこと。

H28-10-24(月)
 平熱で酸素濃度が92とのこと。
 酸素濃度が90を切るとやばいらしい。
 父は、家族が来ているのが分かるか怪しい。
 髭を電気カミソリですってもらった。
 緩和ケア科の先生に見舞客がたくさん来てくれて、元気を得たのか週末よく持ったほうと言うよなことを言われた。

H28-10-25(火)
 朝の6時頃、血圧が低いので病院へ来てくれとの電話が、弟に有り、私と母と弟夫婦と叔父さんと従兄弟が病院に駆けつける。
 朝、便が出て血圧が50ぐらいに下がったので電話したとのこと。
 駆けつけから看護師さんに血圧を測っってもろたら、67の46とのことで低いとのこと。
 呼吸器科の先生が診察に来てくれて、1日、2日は持つだろうとのことで、私と母を残し、後人には帰ってもらった。
 その後、緩和けあの先生が来てくれて、酸素濃度は98やけど脈が弱く、正確に測れてないかもしれないとのこと。
 呼吸が全体的に弱めとのこと。
 便が黒ので、内部で出血起こしている可能性があるのとのこと。
 私が出かけている時、痰を7、8分かけて取ったとのこと。
 くだを4、5本変え鼻からも取ったとのこと。
 だいぶ苦しかったみたい。

H28-10-26(水)
 朝、5時に来たら、目が開き放し為、目にガーゼが被せてあった。
 脈が弱いのと指が太いので、酸素濃度がエラーで測れなかった。
 ただ、爪の色が良いので酸素は行き届いてるとのこと。
 昼から行くと血圧計では、測れなく、触診で血圧は、40か50ぐらいのこと。

 2週間の短い入院生活でしたが、本日の午後8時51分、静かに息を引き取りました。

 約一年4ヶ月に及ぶ長い闘病生活でしたが、多数の人に心配になり、父はとても幸せだったと思います。
 自宅療養中も、入院中も、苦しいことも痛いことも有ったと思いますが、どうしようのない我慢の出来ない痛みはなかったように思います。
 誤字脱字等の多い文章ですが読んでくれた人と一緒に、父の冥福を祈り、この「父の肺癌闘病記」は終わりにしたいと思います。

Page Top